WFT-E6B2012/09/29 14:50

またまた随分お久しぶりぶりのエントリー、すっかり秋めいてきましたね!。
みなさんお変わりないですか?。(もう月いちエントリーだね)

え〜っ、CanonのWFT-E6Bが届きまして、ちょっと設定に手こずったので
備忘録として記します。まぁ、今更のWFTなんですが... 。

分かる人には分かるけど分からん人にはなんのこっちゃ?だと思いますが、
まぁ、このブログほとんど誰も見てないと思いますのでテキストのみです。
(小分けに数回書こうかとも思ったのですが面倒なので一度に纏めます)
(ぶっちゃけかなり長文、飽きます、つうかチェックしてて嫌になった)

WFT-E6Bの無線LANで出来る事は[FTP転送]、[EOS Utility] 、[WFTserver]
[メディアサーバー]、[連動撮影]。

まぁ、後の2つは私的に関係ないので前3つについてのみ書いてます。
参考にさせて頂いたhanchanさんのプログとは変えて、分かっていない私が
EOS-1D Xの接続ウィザードに従ってチャレンジした手順です。
(hanchanさん事後承諾ですみません、あっ、Macな方のみのお話しです)

ご存じの通り、
OS10.7以降はMac側の システム環境設定 → 共有 にFTPサーバー 入/切 の
項目が無くなり、簡単にFTPサーバーの構築が出来ないということで、
Canonは公式にOS10.7以降インフラストラクチャ、アドホック接続ともに
FTP転送は使えないとアナウンスしています。
(実際には未だMacOSにはFTPサーバー機能が実装されているそうですが、
Appleとしては、もはやセキュリティ的に脆弱な古い通信プロトコルを
徐々にサポートしない方向で考えているのでは?との噂が… )
(もちろんスキルがあればターミナルから設定出来るらしいのですが... )

ということで、ここでは
FTP転送はEOS-1D XからiPadのShutterSnitchに飛ばす方法を記します。
(iPadにShutterSnitchをインストールして初期設定が終わっていること前提)
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[FTP転送]
*EOS-1D Xの設定*
MENU → 通信機能の設定
通信機能:使う
ネットワークの設定 → 接続ウィザード
 通信方法の選択:FTP転送
 LANの種類:無線LAN
無線LANの設定方法 → ウィザードで接続
「処理中です。お待ち下さい」

*接続先入力(接続先選択の下)
 接続方法:アドホック11b/g
 SSID:(例:Wft canon)
 チャンネル設定:手動設定 1
 暗号化の設定:WEP
 キーインデックス:1
 キーの書式と長さ:(例:ASCII13文字入力)
「処理中です。お待ち下さい」

ここでEOSが電波を出し始めるので
*iPad設定*
Wi-Fi:EOS-1D Xで設定したSSID(例:Wft canon)を選択
上記パスワードの入力(例:ASCII13文字入力)

戻って
*EOS-1D Xの設定*
 ネットワーク:手動設定
 IPアドレス設定:手動設定(例:192.168.11.3)
  ・サブネットマスク255.255.255.0
 ゲートウェイ:使わない・アドレス0.0.0.0
 DNSアドレス・使わない・アドレス0.0.0.0
「処理中です。お待ち下さい」

 FTPサーバー:アドレスの設定(例:192.168.11.2)
       :ポート番号設定(ShutterSnitchのポート番号:26000)
 パッシブモード:使わない
 プロキシサーバー:使わない・アドレス0.0.0.0
 ログオン方法:ログオン・パスワード
  ログオン名:snitch
  パスワード:EOSDIGITAL
 保存先フォルダ:ルートフォルダ
「処理中です。お待ち下さい」

んで、もう一回
*iPad(ShutterSnitch)の設定*
設定 → Wi-Fi:EOS-1D Xで設定したSSID(例:Wft canon)に対して
自動接続:オン
IPアドレス:静的
 IPアドレス:192.168.11.2
 サブネットマスク:255.255.255.0
 ルーター:192.168.1.1
 DNS:192.168.1.1

ShutterSnitchで新しいコレクションを作る。(=FTPサーバーとして動作)

「FTPサーバーと接続しました」
(成功!、Congratulation!)

*セットを保存

ちなみにもし「FTPサーバーに接続できません」ってアラートが出たら
もう一度設定を見直してやり直せますし、
その時いちいち接続ウィザードでやり直さなくても
MENU → 通信機能の設定
ネットワークの設定 → 設定
 LANの設定 → セット1 → 設定変更 と進んで個別に確認変更すれば大丈夫。
最初から設定ポイントが分かる人はウィザードに頼る必要はありません、
つうか、このブログを見る必要も無いと思う。(笑)

おっと、以下もちゃんと設定しとかないと、いつまでも画像が転送されません。

MENU → 通信機能の設定
ネットワークの設定 → 設定
 LANの節電設定:使わない(iPadとの接続が切れないように)
 撮影時自動転送:する
 転送画像サイズタイプ
  転送のJPEGサイズ:小さいサイズ
  RAW+JPEGの転送:JPEGのみ


次にEOS UtilityはMacとの連携です。
これ以降はCanonが公式にOS10.7までは大丈夫と言っているので
分からなかったらサポートのWFT-E6B専門の方が細かく教えてくれます。
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[EOS Utility] (prev.PTP) アドホック
*Macの設定*(現時点でOS 10.8は非対応)
WiFi:ネットワークを作成
ネットワーク名(例:adhoc mac)
 チャンネル:11
 セキュリティ:(例:128ビット WEP=ASCII13文字入力)
ネットワーク環境設定:詳細:TCP/IP
 IPv4 の構成:手入力
 IPv4 アドレス(例:192.168.11.2)
適用

*EOS-1D Xの設定*
MENU → 通信機能の設定
通信機能:使う
ネットワークの設定 → 接続ウィザード
 通信方法の選択:EOS Utility
 LANの種類:無線LAN
無線LANの設定方法 → ウィザードで接続
「処理中です。お待ち下さい」

*接続先選択:Macで作ったネットワーク名を選択
(例:adhoc mac)
 キーインデックス:1
 キーの書式と長さ:(例:ASCII13文字入力)
「処理中です。お待ち下さい」

 ネットワーク:手動設定
 IPアドレス設定:手動設定(例:192.168.11.3)
  ・サブネットマスク255.255.255.0
 ゲートウェイ:使わない・アドレス0.0.0.0
「処理中です。お待ち下さい」
「ペアリングを始めます」

MacのWFTペアリングソフトでCanon EOS-1D Xが検出されたら接続
(成功!、Congratulation!)

*セットを保存

*EOSUtilityの環境設定*
 リモート撮影・「✓」カメラ内のメモリーカードにも保存する
 ・「✓」RAW+JPEG設定時は、JPEG画像のみPCに転送する、
 振り分け記録の場合はJPEGが保存される側のCFスロットを選択する。
 同一書き込み記録の場合は一つのフォルダ内でRAW+JPEG保存にする。


最後にWFTserver、これはWebブラウザによる簡易コントロール
撮影なのでMac、iPad関係なく使えますが、別途ルーターが必要です。
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[WFTserver] (prev.HTTP) インフラストラクチャ
*EOS-1D Xの設定*
MENU → 通信機能の設定
通信機能:使う
ネットワークの設定 → 接続ウィザード
 通信方法の選択:WFTserver
 LANの種類:無線LAN
無線LANの設定方法 → ウィザードで接続
「処理中です。お待ち下さい」

*接続先選択:お使いのルータ名を選択(例:インフラ *****)
 キーの書式と長さ :(例:ASCII 8~63文字入力)
「処理中です。お待ち下さい」

 ネットワーク:手動設定
 IPアドレス設定:手動設定(例:192.168.1.16)
  ・サブネットマスク255.255.255.0
 ゲートウェイ:使わない・アドレス0.0.0.0
「処理中です。お待ち下さい」

ネットワークの設定 → 設定 → WFTserverの設定
 WFTアカウント・(例:Wft canon)
 パスワード・(例:ASCII 8~63文字入力)

*セットを保存

*Mac&iPadの設定*
Safariのアドレスバーに http://設定したIPアドレス(例:192.168.1.16)
上記、WFTアカウント&パスワードの入力

おお~っ、なんかコントロール画面が出てきた!。
(成功!、Congratulation!)


まぁ、こんな感じで1度成功すれば、2度目以降は
接続モードと設定セットの組み合わせさえ間違えなければ大丈夫みたい。

今まで安いEye-Fiカードでサクッと飛ばしていたものを、
EOS 1D XでSDカードスロットが廃止され泣く泣くの設備投資。

でも転送は結構速いです、
またEOS Utilityを使ってのテザー撮影もやはり違う次元かも?、
頑張って投資した分回収したいです!、仕事下さい。(笑)